産業廃棄物適正処理OUR MISSION

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産業廃棄物適正処理とは

「衣食住」と同じように、人の営みがある限り廃棄物が無くなることはありません。
AMECは、廃棄物から危険性を取り除き然るべき最終処理を行えるようにすることはもちろん、廃棄物を廃棄物として終わらせない処理が必要であると考えています。

  • AMECがご提案する産業廃棄物処理のソリューションは、埋設限界のある処分場の負荷低減や、限りある資源の有効利用を実現するといった、産業廃棄物中間処理における最適化、高度化を目指し開発を行っています。
  • AMECは、独自の不溶化技術で焼却灰や汚泥のような廃棄物に含まれる重金属類を安定化させ、廃棄物を再生し、新たな資源を生み出すことを可能とします。
  • AMECでは、産業廃棄物に対し、無機系化合物を成分とする化学的な不溶化を施すことで、より長期的な安定性に優れた処理を実現します。

AMECソリューションの具体例

汚染状況に応じた製品と工法をご紹介していきます。

廃棄物とその状態:
焼却灰
埋立て処分での処理が予定され、焼却による体積の減容化が図られた灰。減容化することで重金属類が濃縮してしまっている状態。
汚染物質濃度:
フッ素(F) 1.1mg/L
六価クロム (Cr(Ⅵ)) 0.85mg/L 
廃棄の目的:
  • 廃棄物の再資源化
  • フッ素、六価クロムの溶出を環境基準値未満レベルまでに低減し、路盤材や埋戻し材として再利用。
工法・材料:
不溶化工法 AC-1
AMECが選ばれる理由:
複数の元素に対し対応可能。既存処理材よりも低添加量でローコストな処理が可能。
実績:
四国地方産廃処分事業に採用
廃棄物とその状態:
焼却灰
埋立て処分での処理が予定され、焼却による体積の減容化が図られた灰。減容化することで重金属類が濃縮してしまっている状態。
汚染物質濃度:
鉛(Pb) 3.1mg/L 
廃棄の目的:
  • 廃棄物の安全性向上
  • 鉛の溶出を環境基準値未満までに低減し最終処分場にて埋立て処分。
工法・材料:
不溶化工法 アッシュクロー タイプS-焼却灰用)
AMECが選ばれる理由:
一般廃棄物の焼却による不安定な溶出量に対し、一律の添加量で確実に基準値未満の処理が可能。
実績:
四国地方一般廃棄物処分場で採用
廃棄物とその状態:
ペーパースラッジ灰
製紙工程で発生する廃棄物を焼却し発生した灰。基本的には埋立て処分が予定されている。
汚染物質濃度:
フッ素(F) 1.2~7.0mg/L
ホウ素(B) 4.2mg/L 
廃棄の目的:
  • 廃棄物の再資源化
  • フッ素、ホウ素の溶出を環境基準値未満までに低減し、埋戻し材や汚泥の水分調整材として再利用。
工法・材料:
不溶化工法 AC-1
AMECが選ばれる理由:
不安定な溶出量に対し、一律の添加量で確実に基準値未満の処理が可能。既存設備での不溶化材投入が可能。
実績:
四国地方産廃処分事業に試験的に採用
廃棄物とその状態:
酸化スラグ
ステンレス製造により発生する廃棄物であり、重金属類を含んでいる状態。
汚染物質濃度:
フッ素(F) 5.6mg/L
セレン(Se) 0.056mg/L
六価クロム (Cr(Ⅵ)) 0.06mg/L 
廃棄の目的:
  • 廃棄物の再資源化
  • フッ素、セレン、六価クロムを環境基準値未満までに低減し、路盤材として再利用。
工法・材料:
不溶化工法 AC-1
AMECが選ばれる理由:
複数の元素に対し対応可能。溶出抑制に加え一定の強度上昇効果が発動。
実績:
中部地方金属加工業の実地試験に採用
廃棄物とその状態:
溶融処理ダスト
溶融処理工程に伴い発生する廃棄物であり重金属類を含んでいる状態。
汚染物質濃度:
鉛(Pb) 2.1mg/L
カドミウム (Cd)14mg/L 
廃棄の目的:
  • 処分場の負荷低減
  • 特別管理廃棄物基準値を超過している鉛、カドミウムの溶出濃度を環境基準値未満までに低減し排出費用のコストダウンを図る。
工法・材料:
不溶化工法 AC-1
AMECが選ばれる理由:
高濃度で検出されている鉛、カドミウムに対し確実な基準値未満までの処理が可能。
実績:
中部地方金属加工業のラボ試験に採用

施工方法のご紹介 
~対策工法の比較~

AMECでは化学的な反応を用いて強固で確実な安定化を図ります。

また基本的には対象物の性状を極端に変動させず、その後の利用に支障をきたさない処理が可能です。

物理的固化法

概要:
主にセメントが使用され、対象物質を固化することで重金属類の溶出を抑制する方法。重金属の溶解を抑制する為に水との接触を遮断する。
養生期間:
必要
資材使用量:
経済性:
安定性:
×
環境負荷:

吸着・不溶化工法
(AMEC開発技術)

概要:
吸着材、不溶化材を汚染土壌に添加・混合し重金属類を化学的に焼却灰中で固定、安定化。水との接触経路を遮断するものではなく、対象物質の性状をほぼ変化させることなく処理が可能。溶出濃度を基準値以下とすることで再資源として利用可能。
養生期間:
不要
資材使用量:
経済性:
安定性:
環境負荷:

問題解決までの流れ

お客様と、そしてAMECの営業と技術者と、3人4脚で解決までのステップをご一緒に上り、問題解決まで最短でお導きします。

1困りごと発生
汚染対策の必要に迫られたときは、お気軽にAMECへご相談ください。
2問診
お客様専任の営業1名、技術者1名が担当となり、喜んでご相談を承ります。
3検証
現地・周辺状況を検証し、お客様が最もお困りの点についてお伺いします。
4計画立案
AMECの技術者が一丸となり、最適かつ裁量の方法を検討して計画を立案します。
5解決
汚染だけでなくお客様の不安を取り除くお手伝いができるよう、全力を尽くします。

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